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部分矯正

歯並びの重要性

歯並びの重要性

悪いかみ合わせをそのままにしていると、エラが張って顔が大きくなったり、フェイスラインにゆがみが生じたりすることがあります。
こちらでは、歯並びの重要性について掲載しています。

機能とかみ合わせを向上させる治療法

機能とかみ合わせを向上させる治療法

傾斜した歯を起こす治療や歯ぐきの中に埋もれている歯根を引き上げ被せものが装着できる状態を作り出す治療法(エクストルージョン法)について掲載しています。

歯並びの重要性

見た目の理由から気になる歯並びの乱れ。
しかし、歯並びの乱れは、見た目だけでなく全身の健康に影響を及ぼします。
歯並びの乱れを放置していると、身体のさまざまな部分でトラブルが起こりやすくなります。
乱れた歯並びのイラスト

見た目だけでなく機能・かみ合わせの向上

「前歯だけが少し気になる」という時、「部分矯正なら治療費が安く済むのでは?」と考えたことがあるかもしれません。
けれども、歯並びの乱れは、実はかみ合わせが要因になっていることが多く、部分矯正では解消できないケースの方が圧倒的なのです。
もし、噛み合わせなんて気にしなくていいから目立つ前歯の見た目だけ整えたい、という要望を押し通して部分矯正を行ったとしても、根本的な機能の改善ができていなければ、そこから歯並びが崩れ、再び元通りの歯並びに戻ってしまうことがあるのです。
歯並びの矯正は、見た目を取り繕うだけではなく機能を向上させることを考えなければ、根本的な問題の解決にはならないといえるでしょう。

部分矯正で対応できること

部分矯正に対応するのは、ごく一部の部分的な症状に限定されます。
具体的なケースとしては、前歯の2本のすき間が広く空いている「すきっ歯」、骨格要因ではない軽度の「出っ歯」などが該当します。
自分では前歯だけ、八重歯だけなど、「部分的な歯並びが気になる」と思っていても、実はかみ合わせに要因があるケースが多いため、精密に検査してみなければ部分矯正に対応するかどうか判断できない場合があります。
詳しくは歯科で検査を受けて、ご自身のお口の状態が対応するかどうか確認してみましょう。

かみ合わせの大切さ

歯科矯正には、歯並びを整える以外にも大事な役目があります。
それは、かみ合わせを改善し、左右の奥歯でバランスよく噛めるようにすることです。悪いかみ合わせをそのままにしていると、エラが張って顔が大きくなったり、フェイスラインにゆがみが生じたりすることがあります。
かみ合わせを整えることで、肩こりや頭痛の改善につながるだけでなく、虫歯や歯周病といったさまざまなお口のトラブルの予防にもなります。
全身の健康を保つために、かみ合わせが大切な役割を果たしているのです。
治療期間の短さや費用の安さといったメリットに惹かれて部分矯正を行っても、かみ合わせが悪く、身体に悪影響を及ぼす場合は、適切な治療法とはいえません。
歯列矯正は、「見た目」だけにとらわれず、長期的な視点で「機能の向上」を目指すことが大切です。

かみ合わせは部分矯正では治せない

部分矯正は、歯の機能の向上というよりは、歯列やかみ合わせに問題がない場合に行う、審美的な改善に主眼が置かれた治療法といえるでしょう。

機能とかみ合わせを向上させる治療法

エクストルージョン法

歯科では歯にクラウンをかぶせる際にクラウンが抱え込むことのできる歯質をフェルールといいます。この部分で歯を把持してクラウンが脱離しにくくするのと同時に歯の破折を防ぐ効果があるとされています。歯の崩壊が進んで歯根だけの状態となり、フェルールが確保できない状態になってしまうと、クラウンがとれやすかったり、歯が割れてしまったりする可能性が高くなることから、通常であれば抜歯を勧められることが多くあります。
エクストルージョン法とは、歯科矯正のテクニックを活用することで、歯根だけになってしまった歯も、抜歯せずに保存できる治療法です。
たとえば虫歯で歯の大部分を失ってしまい、歯根しか残らないケースがあります。
このような場合、通常は抜歯を行い、インプラントなどの人工歯で補うことになります。
また、歯の頭の部分がほとんど残っていないまま被せ物を装着しても、被せ物がすぐに取れたり、歯の根っこが折れたりしてしまいがちです。被せ物は、白い歯の部分がある程度、残されていなければ装着できません。
しかし、通常は抜歯となる歯でも、エクストルージョン法によって残せる可能性があります。エクストルージョン法では、歯ぐきの中に埋もれている歯根にフックをつけ、矯正用のゴムでゆっくりと引き上げ歯ぐきの上に露出させます。
歯根を引っ張り上げ、被せものが装着できる状態を作り出します。
エクストルージョン法は、抜歯を回避するために効果的な治療法だといえます。

エクストルージョン法のメリット

・抜歯を回避できる
・自分の歯で噛んだときの感覚が残る
・インプラントにするよりも経済的
・(歯根だけの歯を無理やり残した場合と比較して)かぶせ物が脱離しにくくなる

エクストルージョン法のデメリット

・矯正治療のため、治療に時間がかかる。
・健康保険が使えないため、費用がかかる
・歯根そのものが短い場合、適応することが困難なことがある。

エクストルージョン法治療の手順

1.根の治療をする

根管治療を行ない、細菌をしっかりと取り除きます。歯根の治療が不十分だと、再発するリスクが高まります。

2.羽根を引っ張る装置を取り付ける

歯根にフックを埋め込んで、ゴムで引っ張り上げます。
その間、歯根が虫歯に侵されないよう、表面にコーティングを施します。

3.ゴムの力で引っ張り上げる

ゴムでフックと牽引装置をつなげて、歯根を少しずつ引っ張り上げます。
これは、歯科矯正のテクニックを活用した方法です。

4.被せものを装着

十分な状態まで引っ張り上げることができたら、歯が安定するまで数カ月の期間を開けたあと、被せ物を装着します。これで、治療の完了です。

傾斜した歯を起こす治療

何らかの原因で歯を失い、抜けたまま放置していると、そこへ隣の歯が倒れこんできて、傾斜した状態になることがあります。
そのような傾斜した歯を起こす治療には「部分矯正」が適しています。補綴治療の前処置として部分矯正を行うことで、補綴装置を長持ちさせることも期待できます。
また、骨格には原因がなく、前歯の角度が傾いていて出っ歯になっているケースについても、部分矯正で改善を目指せます。
部分矯正は、全体の歯並びや噛み合わせを整える一般的な矯正(全体矯正)に比べて治療期間が短く、費用も抑えられるという特徴があります。
メリットの多い部分矯正ですが、誰でも適用できる治療法ではありません。
傾斜した歯を超す治療は、部分矯正で治療可能な方、不可能な方に分かれます。

部分矯正による治療が可能な方

・歯全体の並びには問題がなく、一部分の歯並びだけ整えたい人
・前歯のちょっとした隙間やデコボコが気になる人
・過去に歯列矯正をしたけれど、後戻りしてしまった人

部分矯正による治療が不可能な方

・全体的な歯並びが悪い人
・奥歯のかみ合わせに問題がある人
・歯の重なりやデコボコが重度の人
・八重歯が大きく出ている人
・顔のゆがみ、口元の出っ張りを改善したい人