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金属アレルギーと食品について|甲府向町歯科|入れ歯・インプラント相談受付中

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金属アレルギーと食品について

アクセサリーと触れていた部分に、かゆみや湿疹ができたことはありませんか?

また、口内炎がなかなか治らなくて、困っていませんか?

このような症状は、金属アレルギーが原因で起こっている可能性があります。

金属アレルギーと聞くと、普段身に着けている金属製のアクセサリーや、歯科治療で使われる銀歯などの詰め物・かぶせ物を思い浮かべる方も多いでしょう。

ですが、成分に金属を含む食品を食べることによって、金属アレルギーを起こすケースもあるのです。

ここでは、なぜ、金属アレルギーが起きるのか、またアレルギーを起こしやすい金属と食品の関係について、詳しくお話しします。

ミックスナッツの写真

なぜ、金属アレルギーが起こるのか

一般的に呼ばれている金属アレルギーは、正しくはアレルギー性接触皮膚炎といいます。

金属そのものは身体に害はないとされており、直接肌に触れても悪い影響はありません。

では、なぜアレルギーが起こるのでしょう。

それは、金属が汗などと反応することによって、金属の成分が微量に溶け出し、イオン化した金属が体内のタンパク質と結びつくことが原因だといわれています。

アレルギーの症状を起こす程度には個人差があります。また、今までは平気だったのに突然症状が起こる場合もありますから、気をつけましょう。

食品にも含まれる金属成分

食品に金属が含まれていると聞くと、疑問に思われるかもしれません。

食品に含まれる金属は「鉄分」であり、身体に必要な栄養素です。

毎日の摂取が適量なら問題はありませんが、食べ過ぎると金属アレルギーを起こす可能性があります。

食品に含まれる、アレルギーを起こしやすい金属成分は、ニッケルやコバルト、クロムなどです。

特にニッケルは、ある金属パッチテストの調査で、陽性を示す確率が41.9%に及ぶという報告もあるほど、金属アレルギーを起こしやすいとされています。

(出典[(参考)
厚生労働省 第14回アレルギー疾患対策推進協議会「アレルギー疾患対策からみる金属アレルギー」資料
https://www.mhlw.go.jp/content/10905000/000812151.pdf]:厚生労働省 第14回アレルギー疾患対策推進協議会「アレルギー疾患対策からみる金属アレルギー」資料より)

金属成分を含む食品

日常的に食べたり飲んだりしている食品のなかにも、金属が含まれている場合があります。

アレルギーの症状で困っている方はもちろん、アレルギーを起こさないようにするためにも、以下の食品を摂り過ぎないように気をつけましょう。

【ニッケル】

弱った細胞を修復し、成長を促進させる作用があります。

【ニッケルを多く含む食品】

・ナッツ類……ココナッツ、ピーナッツ、カシューナッツ

・豆類……きなこ、大豆、あずき

・藻類……あおのり、昆布、干しひじき

・飲みもの……抹茶、煎茶、紅茶

・調味料、スパイス……山椒、セイジ、唐辛子

・魚介類……メルルーサ、あわび(塩辛)、うに(生)

・菓子類……チョコレート

・穀類……きび、そば、えん麦

【コバルト】

免疫機能に働きかけ、身体の調子を整えたり、皮膚の抵抗力を上げたりする効果が期待できます。

【コバルトを多く含む食品】

・藻類……あおのり、干しひじき

・穀類……ひえ
・飲みもの……ココア(純正)

【クロム】

血糖値、血圧、コレステロール値などを下げる働きに関わりがあります。

【クロムを多く含む食品】

・藻類……あおのり、干しひじき

・調味料、スパイス……セージ、タイム、クローブ

・飲みもの……ココア(純正)

・魚介類……いかなご

当院での金属アレルギー対策

歯科では、症状や歯の状態によって、被せたり、詰めたり、入れ歯やインプラントを入れたりなどの治療で、金属の素材を使うケースも多くあります。

当院では、金属のなかでもアレルギーを起こしにくい素材を取り扱っています。

詰め物や被せ物、入れ歯、インプラントなどの治療で、金属アレルギーが気になる方は、お気軽にご相談ください。

当院で取り扱っている、金属アレルギーを起こしにくい金属を、ご紹介します。

【金合金】

金色で、純度が50%以上である20金などのものに、パラジウムを混ぜています。

しっかりとした強度がありながら、かみ合う歯や歯ぐきなどにも優しい使い心地を得られます。

【白金加金】

金合金に、プラチナを加えたものになります。

金合金のような使い心地にプラスして、強い力にも耐えやすくなります。

【チタン】

軽い金属のためなじみやすいので、違和感なく使っていただけます。

おもに、インプラントなどに使用されています。

また、金属だけでなく、レジンやセラミック、ジルコニアなどの素材もご用意しております。

金属を使いませんからアレルギーの心配もなく、身体にも優しい治療が可能になります。

このように、金属アレルギーはふだんの食生活に気をつけることで、症状の改善が期待できます。

また、以前に金属を使った歯科医院での治療で、アレルギーの症状がでないかと心配な場合も、素材を変えることで改善することができます。

金属アレルギーの症状を改善したい方や、治療で使う金属が気になる方は、甲府向町歯科までお気軽にご相談ください。

当院でのインプラント治療についてはこちらもご覧ください。


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午後診療時間:15:00〜19:00

土曜日 10:00-13:00/14:00-17:00

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甲府向町歯科 院長 磯部 明夫

投稿日:2022年12月5日