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歯周病の原因とは 電子タバコで歯周病になる?|甲府向町歯科|入れ歯・インプラント相談受付中

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歯周病の原因とは 電子タバコで歯周病になる?

日本で国民病とよばれている歯周病は、誰がなってもおかしくない病気です。
年齢とともに発症率はあがりますが、若い方でもかかる可能性があります。
進行すると、歯ぐきや骨などの歯を支える組織が溶かされて、歯が抜け落ちます。
日本人の歯を失う原因の第1位となっている病気ですので、しっかりと予防して歯を守りたいですね。
さらに、歯周病が恐ろしいのは、歯周病原菌が血管に入り込み全身にまわることで、さまざまな病気との関係が指摘されている点です。
全身の健康を守るためにも、歯周病について正しく知りましょう。
(参照[https://www.e-healthnet.mhlw.go.jp/information/teeth/h-04-002.html]:2018年、抜歯の主原因 (全体)と抜歯の主原因別にみた抜歯数 (年齢階級別、実数)、歯の喪失の原因、 e-ヘルスネット 厚生労働省)

電子タバコの写真

歯周病の原因

歯周病の原因は、細菌(歯周病原菌)で、その塊をプラーク(歯垢)と呼びます。また、プラークが古くなり、石灰化したものが歯石となります。
プラークにすみついた歯周病原菌が毒素を出し、歯ぐきに炎症を起こします。
プラークや歯石を取り除き、歯ぐきを健康な状態に戻すのが、歯周病の基本治療です。
治療後は、プラークや歯石をためこまないようにお口を維持することで、歯周病の再発を予防します。
そのためには、毎日の歯磨きの精度を高め、定期的に歯科医院でクリーニングを受けることが大切です。
また、全身の病気と歯周病は深く関係することがわかっています。
特に、糖尿病とはお互いに影響を与え合う関係性です。
歯周病を予防するためには、お口だけでなく全身を健康な状態に保たなければいけないのです。

歯周病を進行させる生活習慣

お口の環境や全身疾患だけでなく、生活習慣が歯周病にかかるリスクを増加させている可能性も考えられます。

  • ・タバコ
  • ・過度のストレス
  • ・不規則な生活
  • ・偏った食事

このような習慣は免疫力を低下させるため、歯周病になりやすいだけでなく、発症した場合の進行スピードを早める原因にもなります。

タバコと歯周病の関係性

生活習慣のなかでも、喫煙の習慣と歯周病は、密接な関係があることがわかっています。
タバコを吸う人は、吸わない人と比較して、歯周病になりやすく、一度なると早く進行します。
さらに、治療をしても思うような効果が得られないケースが多いのです。
日本臨床歯周病学会の報告では、「1日に10本以上の喫煙では5.4倍」まで歯周病になるリスクが高まるとされています。
(参考[https://www.jacp.net/perio/cigarette/]:日本臨床歯周病学会 歯周病と煙草の関係)

タバコに含まれている有害物質が歯周病に及ぼす影響

タバコには200種類以上の有害物質が含まれています。
体内に、有害物質が入り込むことで免疫力が低下し、歯ぐきの炎症が起こりやすくなるのです。
有害物質のなかでも、ニコチンには、血管を収縮させる作用があります。
また、タバコの煙に含まれている一酸化炭素によって、酸素が欠乏します。
その結果、血液の流れが悪くなり、歯ぐきに十分な栄養や酸素が行きわたらず、歯周病原菌による組織の損傷を加速させるのです。
ニコチンには、唾液の分泌を抑える作用もあり、歯周病原菌がはたらきやすい環境が整って、急速に進行します。

歯周病の発見を遅らせる

有害物質のひとつであるタールには、抗炎症作用といって、炎症を抑える効果があります。
そのため、歯周病が進行しているのに、症状があらわれにくく、結果として、歯周病の発見が遅れて、重症化してしまうのです。

電子タバコでも歯周病になる可能性がある

電子タバコは、タバコの葉を燃やさないので、副流煙やにおいが少なく、健康被害が抑えられると注目されています。
たしかにタールなど一部の有害物質の含有量は少ないのですが、ニコチンは含まれています。
そのため、電子タバコでも、吸う習慣があれば、吸わない人と比べて歯周病になるリスクは高くなるのです。
治療の効果がでにくいのも、紙のタバコと同じです。
紙のタバコから電子タバコに変えると、タールの量が減ることで、抗炎症作用がなくなり、歯周病の症状があらわれるようになり、一時的に悪化したように感じるケースもあります。
電子タバコだけでなく、受動喫煙でも歯周病のリスクが高まります。
ご自身の健康はもちろんですが、大切な家族やまわりの方への影響も考えて、これを機に禁煙を検討されてはいかがでしょうか。

定期検診で歯周病を予防しましょう

歯周病は初期の段階では自覚症状がほとんどなく、気が付かないうちに進行する病気です。
喫煙の習慣がある方は、吸わない方よりも気が付きにくい状態になっていますので、特に注意が必要です。
歯ぐきが腫れたり、血が出たりしてから歯科医院にいくと、かなり進行していたというケースも多くみられます。
残念ながら、一度破壊された組織は、自然に健康な状態に戻ることはありません。
できるだけダメージを与えないためにも、「早期に発見してすぐに治療する」という意識を持つことが大切です。
自覚症状がなくても、3カ月に1度のペースで定期検診に行く習慣があれば、お口に変化があってもすぐに気が付いて対処できます。
甲府向町歯科では、丁寧なカウンセリングで、歯周病を発症させる原因を突き止めて、そこにアプローチする治療やメインテナンスをご提案します。
歯周病発症のリスクを高める習慣を見直して、私たちと一緒に歯周病予防に取り組みましょう。

当院での歯周病治療についてはこちらもご覧ください。


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甲府向町歯科 院長 磯部 明夫

投稿日:2023年1月16日