奥歯の銀歯を美しくて健康的な白い歯へ
お口の奥にある銀歯、気になっていませんか？
むし歯が進行すると、感染部分を削ります。
歯は一度削ると元には戻りませんので、人工素材で補う必要があります。
保険診療の場合、プラスチックか銀歯を使用しますが、噛みしめる力が強い奥歯の場合は、銀歯を使用するのが一般的です。
前歯と比べると、そこまで目立つことはないものの、大きく口を開けたときには目立ちます。
また、金属アレルギーのリスクからも、奥歯の銀歯を白い歯に変えたいというご要望は増えています。
銀歯を白い歯に変える4つのメリット
銀歯を白い歯に変えるメリットは、見た目の美しさだけではありません。
お口はもちろんのこと、全身の健康維持にも効果が期待できます。
1.見た目が自然に仕上がる
白い歯に変えることで歯の色に違和感が少なくなり、自然な感じに仕上がります。
口元に自信が持てると、気持ちも前向きになって、充実した日々につながるのではないでしょうか。
2.二次むし歯を予防する
銀歯は経年劣化が起こりやすい素材です。
長期間使用していると、銀歯と歯の間にすき間が生じます。
その隙間から、むし歯菌が内部に侵入することで、むし歯が再発します。
被せ物を装着していると、見た目の変化に気付きにくく、気が付いた時には重症化しているケースもあるため、注意が必要です。
セラミックスなどの経年劣化しにくい白い素材を選べば、むし歯の再発リスクを下げることが可能です。
3.金属アレルギーの発症を予防する
お口の中は高温多湿で、金属にとっては過酷な状態です。
長期間使用していると、唾液によって金属イオン化して、体内に蓄積されます。
ある日突然、皮膚にかゆみがあらわれたり、お口の中の粘膜が赤く腫れたりするなどの金属アレルギーの症状があらわれることがあります。
セラミックスやプラスチックなど、金属を使用していない素材を選べば、金属アレルギーを引き起こすことは考えられません。
4.歯ぐきの黒ずみを予防する
被せ物に金属を使用していると、歯ぐきが黒ずむ「メタルタトゥー」とよばれる状態になることがあります。
銀歯が唾液に触れることで金属イオン化します。
金属イオンが歯ぐきに浸透すると、色素沈着が起こり、入れ墨（タトゥー）と同じ原理で歯ぐきが黒ずむのです。
セラミックやプラスチックなどの、金属を使用しない素材を選べば、歯ぐきの黒ずみを予防できます。
白い歯にするデメリット
白い歯に変えることで得られるメリットをあげましたが、デメリットとされる点もあります。
追加で歯を削る必要がある
銀歯を別の歯科素材に変える場合、銀歯を外した後で、歯を削る必要があります。
特に、セラミックスの場合は、銀歯よりも歯を削る量が多くなり、健康な歯を削ることで痛みが生じるリスクがあります。
治療費の負担が大きい
プラスチックを用いた材料の場合、治療部位によっては保険が適用されますが、奥歯の場合は保険が適用されません。
奥歯をセラミックスの歯に変える場合は、自費診療となるので、治療負担が大きくなります。
しかし、長期的に使えてお口の健康を維持できることから、長い目でみればコストパフォーマンスはよいといえます。
奥歯に適した白い歯科素材【自費診療】
奥歯は強い力で噛みしめるため、使用する素材は、耐久性が高いものでなければいけません。
複数の素材からお選びいただけますので、それぞれの特徴を比較してみましょう。
・ジルコニア（被せ物）
人工ダイアモンドとよばれるジルコニアを内側に、セラミックスを外側に使用することで、高い強度と審美性を持ちます。
内側にジルコニアを入れることで、割れにくいのが特徴です。
表面のセラミックスは、天然の歯のような透明感がある白さを再現するだけでなく、汚れを付きにくくする効果も期待できます。
歯ぎしりや食いしばりのクセがある方にはお使いいただけないことがあります。
金属を使用していないので、金属アレルギーを引き起こすことはありません。
・メタルセラミック（被せ物）
内側に金属、外側にセラミックスを使用します。
耐久性と見た目の美しさを兼ね備えた素材です。
金属を使用していますが、金属アレルギーを起こしにくい素材を選んでいます。
・e-maxクラウン（被せ物）
高強度のガラスでできています。
柔らかすぎず硬すぎない性質を持ち、従来のオールセラミックよりも耐久性が高いのが特徴です。
向かい合う歯を傷つけず、お口全体の健康維持に役立ちます。
また、歯としっかりとフィットするので、すき間ができにくく、二次むし歯再発防止にも効果的です。
・セラミックインレー（詰め物）
セラミックスを使用した詰め物です。
歯にぴったりとフィットし、すき間ができにくく、二次むし歯の発症リスクを抑えられます。
天然歯のような見た目が再現できるので、どこを治療したかわからないほど自然に馴染みます。
ご自身の歯よりも硬いので、歯ぎしりをするクセがある方には、歯を擦り減らす恐れがあるため使用はおすすめできません。
海外では銀歯は使用しない？
日本では、銀歯をしている方は一定数いて、珍しいものではありません。
しかし、歯科先進国では、銀歯を使用する国はほとんどありません。
ドイツやスウェーデンでは、銀歯に使われる金銀パラジウム合金が金属アレルギーを引き起こし、全身の健康へ悪影響をおよぼす可能性があるとして、使用が禁止されています。
また、アメリカでは、セラミックを使用するケースが一般的で、銀歯は標準的な治療を受けることができないほど所得の低い方が使用しています。
そのため、銀歯をしたまま海外に行くと「お金がない」と思われて信用できないと判断されることも。
将来的に海外に行く予定がある方は、銀歯は白い歯に変えておくのがおすすめです。
白い歯をご希望の方は甲府向町歯科へご相談ください
ひとことに白い歯といっても、さまざまな種類があります。
まずはしっかりと患者様のお話をおうかがいしますので、どの素材を選べばいいかを一緒に考えましょう。
甲府向町歯科は、土曜17時・平日19時まで診療していますので、お休みの日や通勤帰りに通いやすい歯科医院です。
見た目と健康面を維持して、心身ともに充実した日々をお過ごしいただけるように、お一人お一人に合わせた治療をご提案します。
まずはお気軽にご相談ください。
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甲府向町歯科 院長 磯部 明夫