歯を白くしたい！歯科のホワイトニングで美しい口元へ
「歯を白くしたい」と思ったとき、ホワイトニングを思い浮かべる方も少なくありません。
ホワイトニングは、歯を白くできる方法のひとつです。
歯科医院で歯のクリーニングをしたけれど、黄ばみが気になる方はホワイトニングをするのがおすすめです。
今回は、その理由と、ホワイトニングの種類と特徴を紹介します。
ホワイトニングとは？
【歯科医院で取り扱うホワイトニングの特徴】
歯科医院で取り扱うホワイトニングは、医薬品を用いるため、内部から歯を白く漂白させることができます。
歯科医院では、「過酸化水素」「過酸化尿素」の2種類の過酸化物を使用することが許されています。
また、厚生労働省によると、これらの過酸化物を使用するには歯科医師がお口の中を診査・診断する必要があると謳われているのです。
要するに、歯科医院で取り扱うホワイトニングは、歯科医師の適切な判断の基に行われ、漂白作用が得られる特徴があります。
（出典：厚生労働省：過酸化物を用いた歯面漂白材の取扱いについてより[https://www.mhlw.go.jp/web/t_doc?dataId=00ta7849&dataType=1&pageNo=1]）
【歯科医院でする歯のクリーニングとの違い】
歯科医院で行う歯のクリーニングも歯の着色を落とすことが可能です。
ただし、これは歯の表面に付着している汚れによる黄ばみだけで、歯の内部の黄ばみは落としきれません。
「歯のクリーニングを受けたけれど、まだ黄ばみが気になる」という方は、内部まで染み込んだ着色汚れが原因かもしれません。
歯の黄ばみが気になる方は、お気軽にご相談ください。
ホワイトニングで落とせるのはどのような着色？
ホワイトニングでは、歯の内部から着色汚れを漂白することが可能です。
歯の黄ばみの原因は2つに分けられます。
1.外因性の黄ばみ
- （１）飲食物による歯の黄ばみ
- （２）嗜好品による歯の黄ばみ
（１）飲食物による歯の黄ばみ
飲食物は、カレーやソース、ブルーベリー、チョコレートなどの色の濃いものは、歯に着色しやすい傾向があります。
また、ポリフェノールを多く含む、ワインや緑茶は着色しやすいため、好んで飲食される方は歯の黄ばみに注意しましょう。
（２）嗜好品による歯の黄ばみ
歯の黄ばみの原因となる嗜好品とは、たばこです。
たばこに含まれる「タール」はヤニとも呼ばれ、歯の表面を茶色っぽくします。
もし、ホワイトニングを受けるのであれば、ホワイトニングが終わっても、歯の黄ばみを防ぐためにも禁煙するのが望ましいでしょう。
2.内因性の黄ばみ
- （１）加齢による歯の黄ばみ
- （２）打撲等による歯の外傷の影響
- （３）薬剤による変色
（１）加齢による歯の黄ばみ
歯は、肌などと同じで加齢現象が起こります。
歯の表面「エナメル質」は白くて硬いのですが、歯の内部「象牙質」は黄色っぽくてやわらかい性質があります。
加齢現象が起こっていない歯であれば白く見えるのですが、加齢が進むと、エナメル質は薄くなり、象牙質の色の影響が増加するのです。
若いころは歯が白かったのに、年齢とともに歯が黄色っぽく感じる方は、加齢による歯の黄ばみが原因の可能性があります。
（２）打撲等による歯の外傷の影響
打撲などによって歯が外傷を受けると，時として歯の神経の変質を起こしたり、肉芽組織の増殖による歯の内部吸収や歯髄が腐ったりして歯質内面から変色することもあります。
（３）薬剤による変色
幼少期にテトラサイクリン系の抗菌剤を使用したことにより歯の変色が見られることがあります。永久歯の歯冠部が形成される時期に投与されたものが沈着したもので，その期間や量あるいは投与間隔などによって，着色する歯種，着色部分が変わってきます．また薬物の種類によって色調も黄色，ブラウン系，グレー系と様々な色調となるといわれています。
ホワイトニングで落としきれないのはどのような着色？
ホワイトニングをしても歯が白くならないケースはあります。
- ・幼児期に服用した薬（テトラサイクリン系）の影響による歯の変色
- ・修復物（入れ歯・ブリッジ・インプラントなど）
- ・歯の表面「エナメル質」に成長不全がある場合
- ・加齢による過度な歯の黄ばみ
上記の場合は、ホワイトニングでは歯が白くならないため、あらかじめホワイトニングの施術をお断りいたします。また、打撲等によって歯の神経が影響を受けて変色している場合には事前に歯の神経の処置が必要になります。
ホワイトニングを行う前に、お口の中の状態をしっかりと検査しましょう。
ホワイトニングの種類【オフィスホワイトニング】
歯科医院へ通院して、歯科医師または歯科衛生士が薬剤を歯に塗布して、光を当てることで歯を白くする方法を「オフィスホワイトニング」といいます。
【オフィスホワイトニングの薬剤】
過酸化水素を使用して、歯の内部から黄ばみを漂白します。
ホワイトニングの施術は歯科医師の判断の基で行います。
【オフィスホワイトニングの効果】
1回目の施術で、「歯が白い」と実感していただけるほど、即効性がある方法です。
ただし、ホワイトニングで白くした歯は、飲食物などで再着色する「後戻り」を起こします。
オフィスホワイトニングでは、一般的には3〜6ヶ月くらいで後戻りがあるといわれています。
【オフィスホワイトニングの回数】
1回でも白くなりますが、歯の色を安定させるためには、3回くらい繰り返してオフィスホワイトニングを行うのがおすすめです。
1週間に1回くらい施術を行い、1ヶ月くらいを目安にホワイトニングをすると、効果を期待できます。
【オフィスホワイトニングの治療時間】
1回の施術時間は、60分前後です。
ホワイトニングの種類【ホームホワイトニング】
歯科医院で、ホワイトニング専用のマウスピースを製作した後、ご自宅や会社など好きな場所、好きなタイミングでホワイトニングをする方法を「ホームホワイトニング」といいます。
【ホームホワイトニングの薬剤】
オフィスホワイトニングよりも、濃度の低い薬剤を使用するため、歯科医師の指導のもと、ご自宅で取り扱うことが可能です。
【ホームホワイトニングの効果】
1回では効果はわかりにくく、2～3週間くらいで「歯が白い」と実感できます。
【ホームホワイトニングの回数】
毎日好きなタイミングでかまいませんが、2時間、薬剤を注入したマウスピースを装着していただきます。
【ホームホワイトニングの治療時間】
2〜3週間くらい分のホワイトニング剤を受け取り、なくなるまで使用することが可能です。
歯の黄ばみが気になったら歯科医院で取り扱う「ホワイトニング」を
歯の黄ばみが気になったら、甲府市の歯医者【甲府向町歯科】へお越しください。
プライバシーに配慮し、ソーシャルディタンスを確保するため、診療室はパーテーションで区切っております。
人目を気にせずに、お悩みやご希望をお話しいただけます。
平日19時まで診療を行っており、ご予約はお電話、WEB予約も可能です。
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甲府向町歯科 院長 磯部 明夫