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入れ歯の費用について|甲府向町歯科|入れ歯・インプラント相談受付中

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入れ歯の費用について

歯を失った時の治療法として入れ歯があります。入れ歯とは、歯を失った部分に人工の義歯を入れる治療法です。

ただ、「しっかり噛めない」「すぐに外れる」など、入れ歯に関するお悩みは多いもの。

しっかり噛んでものを食べるというのは、全身の健康のためにもとても大切なことです。そのためにも入れ歯選びは慎重にしたいですね。

入れ歯には「総入れ歯」と「部分入れ歯」の2種類があり、どちらも保険診療が使えますが、自費診療の場合入れ歯に使用される材料などを選べ、よりご自身に合った入れ歯を作れます。

「でも自費診療だと、費用がいくらかかるのか心配……」という方もいらっしゃるでしょう。

保険診療と自費診療で作れる入れ歯の性能の違いや費用を紹介しますので、ご自身に合った入れ歯選びの参考にしてください。

入れ歯の治療を受けている写真

保険診療の部分入れ歯

●保険診療の部分入れ歯

部分入れ歯とは、失った歯を補うため残っている歯に金属のフックをかけて装着する方法の入れ歯です。使える材料はレジンというプラスチックに限られますが、費用を抑えて作成することが可能です。

外科手術などの必要がないため治療に対しての負担が少なく、加工しやすいプラスチックを使うため手軽に修理ができます。

保険の部分入れ歯のイラスト

【費用】

1本5000円~。失った歯の本数や設計によって違います。

【メリット】

  • ・治療費を抑えて治療できる
  • ・壊れたときに修理しやすく、補修が手軽にできる

【デメリット】

  • ・歯にかける金属のフックが目立ちやすい
  • ・部分入れ歯を引っかけるまわりの歯に負担をかけやすい
  • ・ものを噛んだときに外れやすい
  • ・メンテナンスしながら使っても約3~5年の寿命である

自費診療で作れる部分入れ歯の種類

●ノンクラスプ義歯

他の歯にかける金具に金属を使わない部分入れ歯です。留め具も含めてピンク色の特殊な樹脂で作られています。

ノンクラスプ入れ歯のイラスト

【費用】

10万円~15万円

【メリット】

  • ・金属のバネがないため、目立たず入れ歯をつけていることが気づかれにくい
  • ・金属アレルギーの方にも使用できます
  • ・他の部分入れ歯よりも軽くフィット感がある

【デメリット】

  • ・調整や修理がしにくい
  • ・耐久性が低く、寿命が短い

●金属床義歯

保険診療ではプラスチックで作られていたピンク色の床(しょう)といわれる部分を、金属に置き換えて作られた部分入れ歯です。

金属床の部分入れ歯

【費用】

15万円~20万円

【メリット】

  • ・金属なので強度があり、薄く作ることができるため、違和感が少ない
  • ・金属が熱を伝えるため、お料理の温かさを感じることができる

【デメリット】

  • ・金属アレルギーの方は使用できない
  • ・破損したときに補修が難しい
  • ・お口の中で金属が目立つこともある

保険診療の総入れ歯

●保険診療の総入れ歯

総入れ歯とは、上の歯か下の歯、どちらかに自分の歯が一本もない場合に使われる治療法です。

床(しょう)というピンク色のレジン(プラスチック)の土台の上に人工の義歯を並べて作製されます。

プラスチックで作られているので加工がしやすく、自由に補修ができるのは手軽でいいですね。また、費用を抑えて作製できるのが1番のメリットです。

部分入れ歯と同じように外科手術は必要ありません。

保険の総入れ歯のイラスト

【費用】

上下ともに10000円~。

【メリット】

  • ・費用を抑えて治療できる
  • ・壊れたときに修理しやすく、補修が手軽にできる

【デメリット】

  • ・プラスチックに厚みがあり、話しにくいなどの違和感がある
  • ・自分の歯で噛むよりも噛む力が約30%ほどになり、ものが食べにくくなる

自費診療で作れる総入れ歯の種類

●シリコーン義歯

入れ歯が歯ぐきと接している部分がシリコンで作られているため、密着度が高く、安定感があります。噛んだ時の衝撃をゆるやかにしてくれるため、固いものを噛んでも痛みを感じにくいです。

シリコーン入れ歯のイラスト

【費用】

18万円~

【メリット】

  • ・シリコンがクッションになり、やせて細くなった歯ぐきなどに痛みを感じにくい
  • ・シリコンが吸着し、外れにくい

【デメリット】

  • ・破損したときに補修が難しい
  • ・耐久性が低く、強度が弱くなる

●金属床義歯

義歯床という、人工の歯を支えてお口と密着している部分が金属でできています。歯列より内側なので目立ちません。

金属床の総入れ歯のイラスト

【費用】

20万円~25万円

【メリット】

  • ・保険診療で使用しているプラスチックより1/3程度の薄さで、違和感が少ない
  • ・金属が熱を伝えるため、お料理の温かさを感じることができる

【デメリット】

  • ・破損したときに補修が難しい
  • ・金属アレルギーの方は使用できない
  • ・使用する金属によって費用が高くなる

入れ歯の選び方で身体全体の健康に影響が出る?

上記で説明してきたように、自費診療の入れ歯なら、素材の材料や仕様を自分のお口に合わせて作製できます。

お口の健康は身体全体の健康につながっているため、「どんな入れ歯でも噛めればいい」と思わずに、歯科医師とよく相談しましょう。

しっかり自分の歯で噛むということは、思っている以上にご自身の健康に影響を与えています。

例えば、入れ歯が合わずにしっかり噛まずに飲み込む習慣がつくと、胃腸へ負担がかかり消化器官が悪くなるおそれがあります。

その他にも、自分に合った入れ歯でよく噛めれば、そのお口の動きによって脳に刺激が伝わり、認知症の予防にもなります。

このように、「しっかり噛めない」「すぐに外れる」といった合わない入れ歯のまま過ごしていると、将来的に快適な生活を送ることが難しくなっていく可能性があるのです。

保険治療で作製した入れ歯がよく合っていればよいのですが、もし合わないと感じていらっしゃれば「安いから我慢して保険診療の入れ歯を使う」ということのないようにしましょう。

当院は入れ歯を研究して治療計画を立てている歯科医院です

甲府向町歯科では、入れ歯に関する研究を続け、その根拠に基づいた治療計画を提案しています。

噛み合わせの機能性を重視するとともに、仕上がりの見た目を気にされる方にもしっかりご希望をおうかがいしています。

治療費の費用も前もってご案内しており、できるだけ不安を少なくしてからの治療を心がけています。

「もっと自分に合った入れ歯が欲しい」「入れ歯の悩みを聞いてほしい」など、どんなことでもかまいません。お気軽に当院までご相談ください。

特殊な入れ歯についてはこちらもご覧ください


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甲府向町歯科 院長 磯部 明夫

投稿日:2021年12月28日