お口の問題や悩み、求める治療などご希望を伺います。
そして、インプラント治療の流れや手術内容のご説明させていただきます。
お口の状態(歯並びや噛み合わせなど)の診察、レントゲン撮影・CT、病歴や現在の健康状態などを問診します。
術前検査の結果をもとに治療計画を立てます。
検査の結果によっては、他の疾患の治療を優先する場合もあります。
治療計画が固まれば、インプラントを埋め込む手術を行います。
あごの骨にインプラントを埋め込み、骨とインプラントを結合させた後、人工歯を装着します。
インプラント治療に不安を抱えている方に向けて、インプラントの成功率や不安に配慮した治療法についてご紹介します。
10年後にインプラントが問題なく機能している確率は上顎で96.4%、下顎で94.0%という調査報告もあります。
お口の状態や歯科医師の技量によっても異なりますが、大半のケースでインプラントの手術は成功しているといえるでしょう。
参考:日本口腔インプラント学会誌掲載論文 第15巻 第1号(平成14年3月31日)
口腔インプラントの生存に関する疫学調査:オッセオインテグレーションの獲得と意地から見た評価(2021-05-
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静脈内鎮静法とは、鎮静薬を静脈に点滴することで夢の中にいるようなまどろんだ状態を作り出し、手術に対する怖い気持ち、不安な気持ちを和らげる方法です。
上述したとおり、インプラントは成功率が高い手術ですし、局所麻酔をしっかり行いますので基本的には心配いりません。
ただし、局所麻酔では意識が明確に残るため、骨を削る音や振動が伝わってストレスを感じる患者さんもいます。
鎮静薬の効果には個人差があるものの、投薬後は傾眠(うとうとしているような状態)あるいは入眠状態になるので、「うたた寝している間に手術が終わっていた」というように快適な治療を受けられます。
静脈内鎮静法は強い効果を得られる一方で、いくつかの注意点があります。
通常の状態に十分回復するまで、医院にて休息をとる必要があります。
まれに眠気が残る可能性があるため、車や自転車の運転はできません。
帰宅後も激しい運動や飲酒は控え、自宅でゆっくり過ごすようにしましょう。